Rairai -Atelier diary-: 憧れのウエディングドレス。

2012/04/24

憧れのウエディングドレス。


そうです、ひそかに憧れていたんです。

ウエディングドレスを作るということに。


自分が着る立場だったときは他にやることがあまりにも多すぎて。。
自分で縫おうなんて1ミリも考えませんでした。


それまでわたしが抱いていた結婚式のイメージって
「ファンシーできらびやかで、やたらお金がかかる」


目立ちたくない性質なのに、突然主役にならなくちゃいけないなんて…恥ずかしすぎて想像してはゾッとしてました(笑)。


だけどいろいろ調べていくうちに、その考えはがらりと変わりました。
工夫とアイデア次第でいくらでも「自分達らしい」と思える結婚式ができるんだ!
結婚式に関することは、ありとあらゆる選択肢が用意されていて
人生のなかでこれほどまでに自分達が好きなように、やりたいように
その選択肢から自由に選べる機会はめったにないんだってことが分かり…
ウエディングの奥深さを知りました。


そんなこんなでずっとウエディング関連のことには興味はあったんです。
海外のサイトなどを見ては「あー、こんな風にやるのも素敵だナァ」「こんなドレスが着たかった」なんて妄想するだけで
あてはなくとも楽しくて。
ここ数年のうちに、ぐっとセンスのよいウエディング関連の情報が増えているように感じ、、
うらやましくてうらやましくて(笑)。


そんなわたしに突然舞い込んできたkurumuの店主さんのご依頼。
「1.5次会のパーティに着る、ドレスドレスしていない、ワンピースドレスを作って頂けませんか…?」


ご結婚されることは知っていましたが、まさかドレスを私に。。なんて考えて下さっていたことがびっくり想定外でした。


一生に一度の、思い出に残る大切な日に着るドレス。
そのありとあらゆる選択肢の中から、わたしを思い浮かべてくださったなんて…
うれしさが溢れる反面、なんども「私で大丈夫ですか?」と聞きたくなっちゃいました。


だけど、本気のウエディングドレスではないから大丈夫かな。。と思い、お引き受けすることにしたんです。


そうと決まると、自分自身が花嫁になってもいいぐらい(笑)、うきうきで本気の資料集め。

花嫁さんの好みやイメージ、似合いそうなものを想像して作ったスクラップ帳。



古着屋さんでアンティークドレスも探したけれど、コンディションやサイズがいまいちだったという話…

1着目のウエディングドレスが少し大人っぽい感じなので、2着目はノスタルジーで可愛らしい雰囲気にしたいということ…

合わたいアクセサリーや靴について…


花嫁さんから教えてもらったいろんな情報を、ひとつひとつ自分のなかで蓄積させながらのイメージを固めていく作業は
本当に楽しい!


先日はスクラップ帳や本、写真などをお互い持ち寄って打ち合わせしてきました。

※先日も書きましたが詳しくは花嫁さんがブログに書いてくださっています→

お互い好きなものが似ているせいか、面白いように話がすすみ、目指すドレスのかたちが見えてきました。

だけど一番びっくりしたのは「刺繍をほどこしてほしい」ということ!
これはまったく予想していなかったです。大変大変 !!
でも手刺繍によって、本当にどこを探してもみつからない、特別な1着になることは間違いありません。

そしてイメージを具体化するためのスケッチも完成。
(かっこいいデザイン画が描きたいのになぜか少女漫画風。。
人物を描くのはほんと難しくて、、練習したい!)



一生の思い出に残る大切なドレス・・・
いったいどんなドレスが出来上がるのでしょうか。。


本当に責任重大です。

わたしにとって大きなチャレンジになりそうです。

だけどわたし自身、完成までが楽しみでなりません!


花嫁となるkurumuの店主さんは、ドレスだけでなく、いろいろなことにこだわり、
「自分たちらしい」「ゲストの方たちに心から楽しんでもらえるような」ウエディングパーティーにするべく準備されています。

このブログを通しても、9月の結婚式まで少しずつ記録していきたいと思います。

未来の花嫁さんはもちろん、もうすでに終わってしまった方も…

ぜひぜひ結婚式までの道のりの記録を
どうかあたたかく見守っていてくださいね。